人間が怖い
7/10に、日本口琴協会の定例会で、初めての「ソロ語り」をやります。
普通のいわゆる朗読には、なぜか、軽い嫌悪感があるのと、
私が普通に、普通の声で朗読をやる意味は無いので、
・喉声
・ノイズ声
などを駆使して、語る予定なのです。
で、今題材を探しているのですが、
まず、ッタッタさんに勧められた「新耳袋 第7集」と、図書館でその隣に置いてあった「怪談之怪之怪談」を読みました。
>ッタッタさん有難う!
これ面白いし、是非語ってみたいし、実際に何編か読もうかと思っているんですが、読みながらあまりピンと来てない自分がいる事に気づきました。
なぜか?
私はこういった怪異現象とは無縁だったり、そもそも祖父が大変熱心な宗教家だったので、こういった現象にあまり恐れを感じない、という事もあるんでしょうが、
よほど人間の方が怖いと思うのです。
いつ起きるか分からない地震、のような自然現象も恐ろしいですが、東京に住んでいると、別に日常的に自然現象を恐れることはありません。
人間は、個人であれ、集団であれ、普通の人(集団)が、突然「魔が差す」としか言いようが無いことをしでかすことがあります。今の時代、普通に生活していても、事件や事故に巻き込まれることは珍しくありません。
なので、私には、人間の方が怖い
そして、語りの題材が「怖い」や「奇妙」である必用が無いことも気づきました。
結局、どんな内容のお話であろうと、お客の感情に一番訴えるのは、同じ時代を、似たような境遇で生きている人間による出来事だと思うのです。
という訳で、
・現代を舞台にした
・人間が魔が差したような行動をしたために起きた悲喜(恐怖)劇
・短編か中編
という条件を満たす、良いテキストをご存知でしたら是非教えてください
(「語り」自体は、今後も継続して行う予定なので、単純に「ウィリアムに読ませたら面白そう」というネタも大歓迎です。)
そして、題材探しと平行して、どういう風に語るかも考えています。
理想は、「歌(ノイズ)」と「普通の語り」と、台本には無い、「自分自身による突っ込み等のコメント」の3つが、混然一体となった、節談説教(いや、ホントに素晴らしい芸能なんですよ、コレ。元倍音Sの岡山君も最近、日本語による語りの芸に興味を持っているそうなので、広陵兼純師のCDを聞かせたらスゲー感動してた。ニヤリ。)のようなスタイル!
ただ、これはすぐに出来る芸当では無いし、これを完コピするのも芸が無い。
もちっと1人ブレスト。
(アイディアというよりかは、概念図、分類みたいになっちゃったなあ。メロディと演者によるコメント。は、研究が必要です)
・声色の使い分け
種類
普通の声(高音、低音)
歌声(ベルカントやら黒人ぽいのやら)
喉声
カルグラ
ノイズ声
(ただし、発音がハッキリ聞こえるテク
=軟口蓋、デス声、カナキリ声、フィルミントン声、
フライングパン、マイクを使ったテク、テクの組み合わせ、等)
使い分けの範囲
1つの話の中で
段落ゴト
登場人物の台詞で
短編ゴト
単語ゴト、1語ゴト、ランダムに変化
・読み方の使い分け
読み方の規範と、規範からの離脱の度合い
強弱
音高
リズム
音色
(この4要素で感情を形作るんでしょうね。
喜怒哀楽と無感情。
そういえば楽ってなんだろう。楽って。)
訛りやバグ
(ドモる、舌ッ足らず、歯札音、等)
・メロディ
旋律の種類
メロディと単語の関係
メロディを入れる場所
その効果
・演者自身のコメント
コメントの種類
入れる場所、タイミング
その効果

Comments
「椰子椰子」という川上弘美さんの変な小説があるのですけど、その中に妙なお話がいろいろ出てきます。「もぐら」とか「双児の鳥」とか登場するので、朗読にどうでしょう?しかし、主人公が女性というのが気になるところなのですが、、、。
Posted by: ヒビ | 2005.07.03 at 02:12 AM