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日本最古の楽譜「琴歌譜」を演ります

平安時代初期の写本で、古代歌謡の歌詞と伴奏の琴の簡略な楽譜と、「手」と書かれた笏(しゃく)の打ち所が書いてある。

琴の譜からは、歌の旋律の推察は難しいが、歌詞の母音を伸ばして歌っていたらしい。

旋律に関しては、平安時代の芸能を研究、実践している「桜井真樹子」さん曰く、

「旋律はある意味において、歌い手の技量に応じた「自由度」、つまり即興性があったのではないか?という、古代の日本の記譜法がこの最古の記譜にもみられると、思われます。」

そこで桜井さんは、「古代の埴輪琴を研究されていらっしゃる宮崎まゆみ先生の論説等を参考にし、自分の歌いやすい音域と、旋法を設定」した。

このようにして、出来上がった曲は、とても美しい曲で、思わず「自分も歌ってみたい」と思ってしまったのでした。

という訳で、10/8の「ウィリ山ウンテンvol.2」の第1部は、語りではなく、この琴歌譜の中の「歌い返し」という曲を、琴をギターに置き換え、ギターを弾きながら歌う予定です。

ただ、普通に歌ってもあまり面白くないので、ホーメイやカルグラも大幅に入れる予定です。

お楽しみに!

で、話は変わりますが、
平安後期には、現代でも復元可能な「完全な復元可能な記譜法」が存在していたそうです。

平安末期はヨーロッパで言えば、モーツァルトの時代。
場所は違えど、ヨーロッパのように、「即興記譜法」と「完全な復元可能な記譜法」の両立していた時代だったんですねえ。

やるじゃん古代日本人。

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Comments

>平安末期はヨーロッパで言えば、モーツァルトの時代。
とありますが、1192作ろう鎌倉幕府。それに対してモーツァルトは1756年生-1791年没。平安末期はヨーロッパは暗黒の中世。記譜法としてはネウマ譜と呼ばれるものが使われていた時代です。モーツァルトは18世紀の人ですよ。
なんて、突っ込みを入れてみました。

Posted by: ヒビ | 2005.10.09 at 01:20 AM

ご指摘ありがとうございました。
文章の説明が足りなかったです。

書き直すと、
「平安末期は、ヨーロッパで言えばモーツァルトの時代のように、「即興記譜法」と「完全な復元可能な記譜法」の両立していた時代」
という事です。

Posted by: ウィリアム | 2005.10.10 at 02:31 PM

古田史学の会 横田と申します。このたび寄稿「研究史・『琴歌譜』に記された楽譜の解読と和琴の祖型」(『藝能史研究』No. 144)増田修を掲載しました。その中で山口庄司氏が1茲都歌・2歌返の復元を行っています。わたしたちは古墳時代、さらに遡って考えてもよいと考えています。参考までに。
http://www.furutasigaku.jp/jfuruta/simin11/kinkafu.html

Posted by: 横田幸男 | 2008.09.09 at 09:55 PM

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