« 明日灰野さんとライブ | Main | 今日もライブ »

灰野さんと共演すると成長する ~ライブ報告

10/8 「ウィリ山ウンテンvol.2」@円盤(高円寺)

1部 日本最古の譜面「琴歌譜」より「歌返」(作曲:桜井真樹子)

ミスも沢山あったが、冷静に誤魔化して(桜井さん、ゴメンナサイ・・・)、この30分の曲を何とか終えた。

最近の私の表現の目標は、「曲をフィルターにして自分自身の存在感や性格を出す」こと(この言葉は、現代の世阿弥と言われた、能の観世寿夫の著書に出てくる)。ただ、それは、曲を体に沁みこませるほど練習しないと駄目だなーというのをこの連日のライブで実感。

最近は色々と手を広げすぎかもしれない・・・

1部終演後は、廃墟にホコリが溜まったようなドローンとした雰囲気になっていたけど(苦笑)、一部の人には好評だったようで、そういう、今まで全く平安の芸能を知らなかった人に、平安時代の芸能を知らせる事が出来てよかったよかった

また、譜を見ながら、初めてのギターの弾き語りを、予想以上に冷静にこなせた自分に驚く。レベルアップしてるぞー!


enban
2部 灰野敬二+瀬尾亮+徳久ウィリアム 即興ボイストリオ

終演後、どこまでが決め事だったのか、と、何人の方から聞かれましたが、

1.最初は3人
2.途中でデュオを交替しながら
3.最後に3人

という大きな構成以外は、全部即興です。

タイトルの言葉は、前述の桜井さんが、灰野さんと共演した後の言葉。

そして確かにそうだった。

「あ、即興ってこういう方法もありなんだ」とか、自分が目指していたやり方が突然出来るようになったりとか、演奏しながら、自分が成長しているのが分かった。

事前に、灰野さんに注意されたのは、「ボイスの場合、どうしてもずっと1拍子になりがで、そうするとスピード感が出なくなるから、リズムに注意して欲しい」という事。

私の場合、ノイズ音楽や巻上公一さんのボイスパフォーマンスから即興に入ったので、どちらかというと、リズムは完全に無視していた。

でも、それが却って表現を束縛していたようだ。同じ持続音でも、それを意識するのとしないのとでは、音が違ってくる。そして、本当にリズム感の無いドローンを出すと、それが活きて来る。

お陰で表現の幅が一つ広がった気がした。

しかし、灰野さんは本当に凄い。

リハの時は、「これじゃ喉が持たないなー。すぐ終わっちゃうねー」とか言ってたのに、

本番が始まると、フルスロットルで一気に30分・・・

enban02
そして、そのあまりにも凄い音に、私は演奏するのを止めて、笑顔で聞き入ってしまう時も何度かあった(苦笑)

私は、今まで、口から出る色んな音の可能性を追求してきたので、他人のボイスで驚くことはあまり無いんだけど・・・

凄い声だった・・・

おそらく30分経過した時点で、一端終了。

そして、ウィリアム+瀬尾のデュオ開始。いわゆるノイズ音楽的展開。サイコー

次に瀬尾+灰野デュオ。瀬尾さんのスピードと、そのスピードを持続させる体力は本当に凄い。

そして灰野+ウィリアムデュオ。
それまで、相当情報量が多かったので、あえて音数を減らして、微音でやってみる。

PRIDEのようなリビドー全開の即興というよりは、居合いの達人同士が間合いを計りながら、無駄な動きを極力少なくして戦う、みたいな感じでやってみたら、今までなかなか出来なかったのに、スコーンと出来てちょっとビックリ。

これも灰野さんパワーか?

43968050_168
最後は3人で即興。

用意していた拡声器2台を使い、3人の音が別々のトコロから聞こえてくるは、やっていて面白かった。

お客は23人と、前回より少なくてちょっと残念。そして、ノイズ合唱の連中が、1人しか来てなくて残念。今回のは是非見ておいて欲しかった・・・

打ち上げは駅前の中華屋。ここの店頭ディスプレイは最悪だけど、味は本格的で、品数がメチャメチャ多いし、ベジタリアンの灰野さんも食べられるモノが多くて、話も弾む。

先日行われた、中国ツアーの酷い話とかを伺う(16時開演の予定が、PAがあまりにも酷くて、開演が23時だったとか・・)

|

« 明日灰野さんとライブ | Main | 今日もライブ »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



« 明日灰野さんとライブ | Main | 今日もライブ »