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■12/10 オルティンドーサエハンと女声祭り

上記のオルティンドー歌手、三枝彩子さんが主催する「オルティンドーサエハン」。

今回でもう4回目。立派なものだ。

1部は、彼女の生徒さん達による発表。色々な方がいて、色々な表現があり、面白かった。

日本なんだから、正統派だけでなく、色んな演奏スタイルがあっても良いと思う。

2部は、三枝さん、タルバガンによる演奏。等々力政彦さんの演奏を久しぶりに聞くが、いぶし銀的な貫禄が出てきて、とても良かった

で、夜は、私が主催するイベント「ウィリ山ウンテンVol.4」今回のテーマは「女声」

出演は4組。

まずは、声明など、平安時代の芸能を演奏する「桜井真樹子」さん

浄土真宗の、芸能的なお説教「節談説教(ふしだんせっきょう)」に挑戦のはずが、オリジナルスタイルに(笑)。これはこれで、今後もやり続けて欲しい感じ。


続いて、声楽(ソプラノ)の「さかいれいしう」さん

彼女が私と一緒に何かやりたい、と言ってくれたのが、今回のテーマ「女声」を思いついたキッカケでした。
なので、全編で一緒にコラボ3曲。

a.クリスマスが近いので、聖歌を。私が喉声(ホーメイの発声法。浪曲の絞った声に似てます)をずっと同じ音程で、彼女が主旋律を。さかいさんの声が素晴らしく気持ちよかった。その後、2人の声が重なることによって起きる音響的な変化を意図した即興。ただ、これは会場の音響的な特性で、あまり感じられなかった

b.詩人の松井茂さんの作品「小説:ショパンを聞いて戦争に行こう」を、2人で色々な試みをしながら朗読。

この作品は、Googleを使い、全く関連性の無いサイトの文章をミックスさせているのが特徴。

また、この作品は3つのパートに別れているので、それぞれに別々の読み方を試す。

1部:作品中の、引用したサイトが違う文章は色で区別できるようになっているので、2人で色々な声色やテンポを使い分ける。サカイさんは、アニメチックな声、低い声、鼻声など、私は、喉声、フェイク義太夫、フェイク能の謡(うたい)、デス声、裏声などを使う。

2部:メロディを付けながら朗読。サカイさんは、文脈の違いを旋律の雰囲気を変えてみる。私は節談説教風に、喉声で歌ったり語ったり、普通の声を入れてみたり。

最後は、サカイさんのラップに、私がビートボクシング風の口リズムで、フェイクヒップホップ。

3部:サカイさんが1人で、普通に朗読。ただし、それだけじゃつまらないので、二箇所だけ、わざと30秒の間をあけることにした。お陰で妙に緊張感が生まれた気がする。でも二箇所もいらなかったのでは、という指摘も。

c.私の、口による爆音ノイズ+サカイさんによる「千と千尋の物語」のテーマ曲

直前のMCで笑いを取る感じで曲を紹介したのと、「千と千尋~」という曲のためか、客に笑いが起きる。狙いは、爆音の中で微かに聞こえるキレイな歌声でした。


3番手は、「よろこびマリア」

ノイズ合唱団の女性メンバーによるトリオ。メンバーの1人の畠中容子さんには、ホーメイとノイズをリクエスト。後は自由にお任せ。

ホーメイには、喉声とカルグラという2種類の発声があるのですが、彼女が得意なのは後者。前者は、初めての人前でソロ披露という事もあり、緊張のためあまり上手く出来ておらず、後者もいつもより安定しなかったが、人前でやった経験というのが後で活きるので、やってもらって良かった

後半はトリオでノイズ演奏。彼女達なりに考えた構成・ルールはなかなか面白かった。特に最後の笑い声はかなりキテたなー

最後は、「吉田アミ」さん

実は彼女にお会いするのも、ちゃんとライブを見るのも初めてだったが、音響/即興シーンでは世界的ネームバリューがあるにも関わらず、気さくな方で一安心。

ライブ後、「今日は声の劣化をテーマにしてみました」という彼女の演奏は、儀式的な感じがするほど緊張感溢れ(能みたいな、静かな緊張感のあるライブは大好きなんです、私)、そして、出てくる声(音)も凄かった。やっぱり生でちゃんと見ないと駄目ですね。

最初はソロ。後半は私とのセッション。私自身は「微すかに聞こえる音」と「2人の音の重なりの干渉」をテーマにしようと思いましたが、直前に見た彼女のソロパフォーマンスが凄かったので、影響を受けてしまって、彼女の発声を真似してみたい欲求と、妙なライバル心が起き、頭の中でちょっとした混乱が起き、当初のテーマは中途半端な形になってしまった・・・残念

邪念を捨て、真ッサラな状態でまた近いうちにご一緒したいなー

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