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ノイズ芸人

■12/30、31ライブに向けての打ち合わせ

30日は、前衛演劇集団「メガロシアター」主催のパーティイベント。
31日は、高円寺の、アンダーグラウンド音楽シーンの名物店「円盤」の大晦日企画。

両方とも、私が主宰する「ノイズ合唱団」で出演するため、合唱団メンバーと演奏内容に関して打ち合わせ。

ノイズ合唱団には、特定の曲、というのは無く、毎回、演奏時間をフルに使い、そして、その時間内を大体3~5分ぐらいに区切って、それぞれ、「音色」や「音の移動」、「即興演奏」に焦点を当てた内容を決めていき、ランダムに羅列しています。

いやー、でも打ち合わせがスムーズに行って良かったー。ノイズ合唱団を始めた当初、人前でのパフォーマンス・演奏は全く素人だったメンバーの多くは、今や、自分達のユニットをやり始めたりしているので、色々なアイディアを積極手的に出してくれる。ああーやりやすくていいなあ。ちょっと感慨深い。

で、両日のイベントとも、お祭り的な性質があるので、それに合わせて、いつもシリアスなノイズ音楽を演奏する事がほとんどの「ノイズ合唱団」ですが、今回は、祝祭的な感じでやります。

あ、ちなみに30日のイベントでは、「能+ノイズ=能イズ」の再演もします。この作品では、いつものシリアスな「ノイズ合唱団」的な要素が満載です。

そのため、30日のノイズ合唱団としての演奏は、普段は美術作品の展示をやるためあまりライブ演奏には向いてない会場を逆手にとって、音の移動や、空間をフルに使ったパフォーマンスをやる予定。

で、31日の方は、かなり「芸人」的な、馬鹿馬鹿しいパフォーマンスをやる予定です。ただ、それだけだと「ノイズ合唱団」としてのやる意義は少ないので、後半は一気にシリアスなノイズ演奏。

来年の1月14日は、同じく「円盤」企画の大きなイベント「円盤ジャンボリー」へ出演するため、その布石となる演奏が出来ればな、と思います。

テーマは「ある程度作曲された、声ならではのノイズ音楽」です。

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■12/30 ノイズ合唱団ライブ@メガロシアター主催の忘年会パーティー
19:30-23:00
場所:渋谷ギャラリーLeDeco
http://home.att.ne.jp/gamma/ledeco/map.html
TEL:03‐5485‐5188
JR渋谷駅徒歩5分
チケット代:前売り1000円 当日1500円(1ドリンク、フード付き)
出演:メガロシアター、ノイズ合唱団、尾引浩志、DJ TRANCE MICKEY、擬態美術協会、他
※パーティー形式の、ライブパフォーマンスイベントです。
※私はノイズ合唱団として出演します。

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■12/31 ノイズ合唱団ライブ@「円盤の2005年もありがとう」
16:00START/料金未定
場所:円盤(JR高円寺駅下車 徒歩1~2分)TEL:03-5306-2937
出演:水中、それは苦しい/%ホセ/カピパラス/田所せいじ/BEST MUSIC(小田島等+細野しんいち)/サボテン/bito+早健/悲鳴/ノイズ合唱団/ECD/ゆみことりつこ/プカプカブライアンズ/小野島大/今年のウイークリーライヴ「岸野雄一の円盤大学:補講」ゲスト:田口史人(円盤)/(音がバンド名)/田口史人+asuna+higuchi hisato+坂田律子(パグタス)+shibata(ボルゾイ)/ロメダ霧島とキリシマ歌劇団/チェリーストロー(アベミキ+サイトウエレトリコ+清成清太郎)
※円盤2005年のレギュラー・イベント・メンバーを中心に円盤でリリースしたアーティストなどを加えた年越しオールナイトライヴ大会!振る舞い酒アリ!!!!!!!


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■12/25ライブ「バテレンの夜の遊戯」@下北沢レディージェーン報告

日本のフリージャズを代表するサックスプレイヤーで、ミジンコ博士としても有名な坂田明さんとのライブ。個人的には、初めて踊りながら歌う事になったライブ。

それと、桜井真樹子さん私物の平安時代の装束(貴族が蹴鞠など、運動をする時の服装だそうで、現代的に言うと、ジャージみたいなもんだそうです。あれがジャージ・・・。そして、現在の神職が着る服装でもあります)を、最初から最後まで着ました(写真参照。写真はKAYAさんの日記からの引用です)

いやー慣れない衣装はやりにくい!

1部
1.天台声明より「仏讃」
・途中の即興演奏の場面では、神や仏など、人知を超えたものを、ノイズ的な感じで演奏するつもりも、
・緊張のため、余計な雑念が出てきて、それを表現しきれなかったのが残念。

2.旧約聖書の「イザヤ55章」に曲を付けたもの
・これは10/22の公演でも既にやっていたので、難なく出来ましたが、具体的なイメージを持つ事を忘れてしまっていたなあ・・・

3.雅楽の「鳥急」
・雅楽の曲とは思えない、不思議で魅力的な旋律の曲なんですが(そもそも、雅楽をあまり知らないので、「雅楽の曲とは思えない」ってのも、変な表現なんですが:笑)、間違えた箇所多数・・・
・曲は、不死鳥に関する曲なので、途中に、ガルーダの鳴き声、地上に降り立つ様子、地上で遊ぶ様子、再び羽ばたいて行く様子などを、ホーメイで表現。こういった表現にホーメイは良く合うなあ。坂田さんにも気に入っていただいた。

4.万葉集の和歌に曲を付けた「丹生の翁」
・これが、踊りながらやった曲。
・途中で踊りの振り付けを完全に間違えて、ちょっとだけ迷子状態に。何とか途中から思い出したので、最後まで行きましたが、良く最後まで出来たなあ(苦笑)
・でも、踊りながら歌うって結構気持ちがイイモンですねえ

2部
1.演劇的な作品「はにわの王子様」
・これも10月の公演と、8月にもやっているので、大分慣れ、今回は、ほぼ最初から最後まで、情景を浮かべながら作品の世界に没入でき、満足の行くパフォーマンスが出来たのでは無いかと思いました。
・今までも、演奏に集中することは良くあったんだけど、今回が今までと違っていたのは、ライブハウスの中の空間全てを作品の世界として意識できたこと。ただ、それは、どの位お客に伝わったんでしょうか。
・この作品でも、途中に踊りがあったんだけど、踊りも歌詞もあまり複雑な動きが無かったので、とてもとても気持ちよく踊れました。

2.旧約聖書のイザヤ9章に曲をつけたもの
・この9章は、預言者の誕生を予言した文章なので、クリスマスにピッタリって事で選曲。
・これまた10月の公演でやった曲なので、大体スムーズに出来ました。そして、「はにわの王子様」の後だったので、これも作品の情景を具体的に頭に浮かべながら、その情景がライブハウスの中にも広がるように心がけて演奏してみました。ただ、音符や歌詞を、譜面上で追っている分、「はにわの王子様」ほどは、その作品に没入できなかったのは残念。

全体を通して。
・演奏時間が少し長かったかな。

・会場が、予想以上に狭かったのにはビックリ。やっぱり、ライブと言えども、こういったイベントの場合、演劇のように、同じ会場で、本番と全く同じ状態でやるのが一番ですね。今回は、幾つかトラブルがあったけど、そのほとんどが、こういった作業をすれば防げることが多かった。

・前述の通り、「はにわの王子様」で、演奏に集中しつつも、作品のテーマを自分なりに、消化(昇華)して、具体的なイメージを描き、それを、演奏している空間全体に広がるように心がけることが出来ました。今後も、全ての作品においてこれが出来るようにしたいものです。

少し話はずれますが、モンゴルやトゥバ、アルタイに行ってから、自国の伝統芸能に関わりを持ちたいと思っていたので、今回の公演のような、伝統芸能と現代の融合みたいな作品に参加させて頂いて本当に光栄。今後もこういった作品に参加し続けることが出来たらいいなあ。

「能イズ」にしても、今回の作品にしても共通するのは、「静かな緊張感」。昔はロック的な初期衝動みたいなのが大好きだったんだけど、最近は、安易に暴れる風潮に嫌気が差してきて、そして自分が演奏する場合は「静かに」演奏するのが好きだって事に気づいてからは、特に意識して「表面上は静かだけど、緊張感溢れる」演奏を心がけるようにしています。

こういった「静かな緊張感」の良いモデルとして、能や平安時代の芸能、イラン古典音楽はとても参考になるのです。

そういった意味でも、これらのジャンルの演奏をすること自体が「静かな緊張感」を持ちながら演奏する良い練習にもなっているのです。

で、打ち上げ。

桜井さん、坂田さんと、坂田さんのご友人で、お客として来ていた高平哲郎さんと4人で、下北沢のイタ飯屋へ。

公演のプレッシャーからの解放で、すげー疲れてたけど、スゲー楽しかったー。坂田さんヤバイ。一緒に酒を飲む人として、最高に楽しい。坂田さんの世代のジャズメンが使っていた言葉遊び的な用語を色々と教えてもらった。3時まで飲み食い。

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