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アフリカのブラジル村

「ディープ・ブラジル上映会」@UPLINK

『パーカッショニストの翁長巳酉さんのナビゲートのもと、映像の上映と音楽の試聴を通して知られざるブラジルの側面を体験するイベントの第2弾。今回はブラジルの精神文化のなかでも重要とされる民間信仰の一つ『カンドンブレ』のディープな世界にズームイン。』

という訳で、オナガさんのお誘いもあり、半分ブラジル人としては見ておかねば、という事で行って参りました。

20:00からの上映は、オナガさんの前説→上映×3セット。

最初は、デビットバーンの、「カンドンブレ」ドキュメンタリー映画の抜粋。あの抜粋の仕方だと、映画の内容は全く分からないが、オナガさんが言うように、カンドンブレの入門編として最適かも。

2本目は、オナガさんの撮影による、ブラジルの、やはりアフリカにルーツを持つ民間信仰「ブドゥン」、アフリカはベニン共和国のブラジル・コミュニティのフェス、ブラジルのカンドンブレの教会の様子など。ブラジルか、アフリカのどっちか忘れたが、見事な、まるで映画の衣装のような民族衣装、通奏低音のようなノイズが流れるトラックが印象に残った。

しかしながら、
「フランス領時代、サン・ルイス生まれの奴隷は年を取るとベニンへ送り出され、現地で生きの良い若い奴隷と交換されたらしい。当然、老奴隷にとってベニンは全くの異国。彼らは「ブラジル村」をつくり、固まって暮らしたそうだ。その村は今も現存し、ブラジルと同じ民俗をつづけているという。」エピソードは強烈。

彼等の伝統は今でも残り、実際、ベニンには無い、タンブレロを使って演奏をしていた。
故郷って何だろう?

なお、上記の「」内の引用は、会場にもきていた「ブゥードゥー大全」のダンバラさんのサイトより
http://www.k2.dion.ne.jp/~dambala/book-fix.html

3本目は「東京の夏音楽祭」の「カンドンブレ」公演のDVD。オナガさんの解説(舞台裏話?これまた強烈だった)を聞いた後だと、非常に興味深く観れる。
というか、見世物ではなく、儀式である本物の「カンドンブレ」を、良く日本に持ってこれたものだと関心する。

そして、自然信仰、多神教としてのカンドンブレは、同じく多神教、自然信仰の日本人とっては、本質的には馴染み易いかも。

最後に、CDを3枚視聴。

1枚目は、前にオナガさんから頂いた、不協和音のカンドンブレ。強烈。
2枚目はバイオリンや、ビリンバウの入った音源。カンドンブレとカポエラは凄い近い位置にある芸能だそう。
3枚目は、オナガさん曰く、ボーカルがジャパネットタカダのような声。でも、会場の反応はイマイチ(笑

帰りに、会場に来ていた、明治大学名誉教授の江波戸昭先生についていき、渋谷旨い店ツアー。「鳥重」、「さつま」は一杯だったので、「麗郷」で。シジミは泥臭かったが、ビーフン、肉員(読み方失念。マンジョッカを使った料理)、野菜炒め、豚耳、豚舌など、上手かった。

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マイミク「カサブランカ」(アゼガミ)さんの、
「ライブの時にしか開店しないバー&レストラン」
@三軒茶屋「Desert Moon」
世田谷区若林1-8-8 デンス河野ビルB1
http://desert-moon.info

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■brutal Truth来日!!

あのグラインドコアの雄が復活!!

「Extreme The Dojo Vol.17出演直後に単独公演が決定!!」

http://blog.eplus.co.jp/yo-gaku/2007-01-18-4


■文学から描くノルデステ=田所京都外大教授「ブラジル北東部の風土と文学」
                           2007年1月13日(土)

音楽だけじゃなくて、文学も豊かなのね。
「【BRASIL NEWS】ニッケイ新聞メルマガ版 235号」より抜粋


 「北東部は、ブラジル文化の揺籃(ようらん)の地である」――。翻訳・著述家
で京都外国語大学ポルトガル語学科で講師を務める田所清克教授がブラジル文学を
代表する小説家の出身地、ノルデステ(北東部)を題材にした『ブラジル北東部の
風土と文学』(金壽堂出版)を執筆、昨年十二月中旬に出版した。
 田所教授にとって、ノルデステは「文化や音楽、民間伝承などのメッカ」。北東部
の自然・文化景観とそこに生きる人々は、「いわば自分の魂を激しく揺さぶるほど愛
着を覚える存在であり、尽きることのない郷愁の対象であり続けている」と綴る。
 同教授のノルデステへの情熱は、大学院時代のリオのフルミネンセ大学留学中、
ブラジル内務省企画の「ロンドン計画」に参加し、女性作家のラッケル・デ・ケイ
ロースの作品「Quinze-15」が描くセアラー州に一カ月滞在したことがきっかけ。
その自然・文化風土のもつ雰囲気と独自性を実際に自身の目で見、耳で聴き、鼻で
嗅ぎ、舌で味わい、そして直接肌で感じたことが、「北東部の文学を展望・俯瞰する
上で大いに役立った」と同著で述べている。「北部アマゾナス」「南東部」「南部」「中
部」の比較考察を行うきっかけにもなったと田所教授。
 それ以来、三十年間の研究のなかで、現在までに、世界的に知られているヴィニ
シウス・デ・モラエスによる「イパネマの娘」などの知名度の高い作品から、完成
度は高いものの過去に日本語訳されるまで到らなかった作品まで翻訳を手掛けるか
たわら、文法書やブラジル社会学について数多くの著書を多く執筆してきた。
 今回は「文明史と風土的特性からみた北東部社会」「ブラジル地方主義の伝統―一
九三〇年代の小説を中心に―」「ブラジル民族形成の寓話―蜜甘き唇の処女(おとめ)
『イラセマ』―」「ジェゼー・リンス・ド・レーゴと『サトウキビ連作』」「グラシリ
アーノ・ラーモスが描く貧困の文学―『干からびた生活(Vidas Secas)誕生の背景
を探る』―」「ジョルジェ・アマード作品を読み解く」を計百八十七ページにまとめ
上げた。
 メッセージを寄せたアンドレ・アマード駐日ブラジル大使は、同書について「簡
潔であるにもかかわらず包括的で、(読者にとっては)ブラジルの偉大な諸作家に関
する入門的な素晴らしい機会を与えることを確信している」と推奨している。
 発行は金壽堂出版。定価二千六百円。ホームページ-http://www.kinjudo.comEメールbook@kinjudo.com。
    ◎
 田所清克氏=熊本県出身。京都外国語大学大学院修了。現在(財)日伯協会常任
理事、京都外国語大学教授、ブラジル民族研究センター主幹・大阪府外国人相談員
アドヴァイザー。「ブラジル学への誘い」「愛詩てる僕のブラジル叙情歌」「現代ポル
トガル語文法」など、七十冊以上の著書がある。

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