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死を考える=今をどう生きるか 考 ※書き途中

「ポックリ」という日本語がある。

これは「長く久しく永久に利益を保って下さる(死後の世界で)」という意味の『保久利』という仏教用語?から来ているそうだ。

転じて、現代では、長生きして自分も苦しまず、家族に迷惑をかけない死に方を指すようになった。


死に方を考えると、今をどう生きるか、というコトに繋がりそうだと思い、

時間を作って、以下に挙げる4冊の本を読んだ。


私が死について考えるようになった、そもそものキッカケは、対照的な亡くなり方をした両祖父母の影響も大きい気がする。


以下、読んだ本を順番に取り上げる。

今の生き方に影響を与え、かつシェアするに値すると思ったポイントだけを抜粋した。

読んだヒトの何かの役に立てば幸いである。


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1冊目はこれ

老年医療に進んだ医師による、現場の体験を通してまとめた本。

『ポックリ死ぬためのコツ―本人も家族も満足な理想の死に方をするために』
佐藤琢磨 (著), 佐々木英忠 (監修) 出版社: アスペクト
http://amzn.to/VfzWl7

■自分の感想

・「自分だけでなく看取る家族も苦しまない」、というポックリの定義は勿論のこと、

「脳とカラダが同時に衰えるとポックリ死しやすくなるから、健康で長生きすると脳とカラダが同時に衰えやすくなり、ポックリ死する可能性が高まる」、

「食と睡眠が連動しやすい、つまり食が乱れると睡眠も影響を受けて乱れやすくなる」
(だから飲酒量が増えると逆に寝れなくなるんだな)

「クヨクヨしない、のは長生きする人の性格的な特徴」

といったコトが参考になった。

・一番驚いたのは、神経系を鍛える、神経トレーニングという概念だ。

これは、現在ワタシが習っていて、多大な影響を受けている「韓氏意拳」のワークを捉え治す上で大変参考になった。

そうか、韓氏意拳のキモは神経系かもしれない。

(この点に関しては、これを公開した5/11の時点ではそう思っていたが、韓氏意拳のキモは、「キモは神経系」と捉える事さえも違うかもしれないと、今(2013/06/21)は思う。この違いは大変微妙なものだが、結果は全然違う。)


以下、本からの抜粋
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●ポックリ死に関する著者の定義
・自分も苦しまず、家族も苦しまない
・看取った家族も納得の死
・ポックリ死は、高齢まで健康で長生きした人が多いのが特徴。
健康に長生きした方が脳と体が同時に衰えて比較的短い期間に、苦しまず他界できる。
どちらかが先に衰えると、自分か家族のどちらかが苦しむコトが多い。
・突然死とは違う。突然死の定義は「症状の発症から24時間以内に亡くなる」こと。実際に一瞬で亡くなる人は少ない
・太く短くは実は難しい
・認知症=アルツハイマーでは無い(認知症という症状を引き起こす原因は沢山あるが、アルツハイマーはその一つでしかない)

●ポックリ死しやすい条件
・ストレスを溜めないマイペース型人間
・ココロにゆとりを持ち、満たされた日々を送っている人がポックリ死しやすい
・仕事をしている人
・家族が過度な延命を望まない

●ポックリ死ぬために必要なコト
「古脳を活性化させる5つの習慣」

※ポイント 古脳の機能は連動しているので、この部分は問題あるけれどほかは正常というケースはあまり無い。食事と睡眠は特に連動し易い
※ポイント 現代は古脳の機能が衰えやすい。意識的に古脳からのシグナルを抑えているという自覚があればマシで、抑制に気づいていないコトが多い。その結果、古脳の機能はどんどん低下している

1.早寝早起き
2.食生活の正しいリズム
3.身だしなみを整える
4.古脳を刺激する趣味を持つ
※元来、自然のなかで生きるために必要だったことを趣味にする
  ex)家庭菜園、釣り、山菜採り、ガーデニング、ハイキング、登山、スキューバ、陶芸、etc
5.コミュニケーションを積極的に図る

「カラダのケア」
1.病気ケア 生活習慣病
2.体力ケア 身体能力を高める;寝たきり防止
・健康維持のための運動は、人生のほぼ全ての期間に渡ってするべきもの。そしてむしろ適当にやるぐらいで丁度いい
※ポイント:下半身の神経系を鍛える。筋肉を鍛えるより短期間で効果が現れるのが特徴。神経系が鍛えられれば、それに応じて今まで使われていなかった筋肉も目覚めるようになる

(註;本で挙げられていた具体的なトレーニング内容については実際の本を参照)

「食生活」
1.好き嫌いなく3食しっかり食べる
2.節制しない(古脳のサインに従う
3.タンパク質の摂取量が多い
・炭水化物の主食(植物性タンパク質)+動物性タンパク質食材一品
4.旬の野菜、果物を多く食べる

「疲労を溜めない」
・末梢疲労(局所的な疲れ)、全身疲労、神経疲労のうち、最後の神経疲労は休んでも回復しにくい。貯めないようにするのが大事。

●リヴィング・ウィル
・日本尊厳死協会が発行する「尊厳死の宣言書」を医師に提示すれば、患者本人が無意味な延命治療を望まないことを事前に、公に意思表示できる
http://www.songenshi-kyokai.com/

●死や健康について考える
・自己判断せず、自分のカラダや健康に目を向ける
・誰かの犠牲になってまで頑張る必要は無い。自分が参ってしまっては意味が無い
・大切なのは、まず己の道をちゃんと生きているということ。そのうえで、世の中に関わっていると感じられる。


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2冊目は、

人間を丸ごと診る「ホリスティック(統合的医療)」で有名な帯津先生による著書。

『達者でポックリ。』
帯津 良一 (著) 出版社: 東洋経済新報社
http://amzn.to/VUz5F7

■自分の感想
・ヨガの究極の目的は死のコントロールだそうだが、
普通の人には死をコントロールするコトは不可能に近い気がする。

明日生きて起きれるかどうかは、起きてみないと分からない。
 (予感はあるけど)

しかし、死に対するイメージや、心構えはコントロール出来る。

突然、死を迎えた時は難しいかもしれないが、
たしかに日頃から考えていれば、
死に面した時に少しは恐怖は軽減する可能性は高まる。

この本で紹介されている「攻めの養生」、
「死後の世界に猛烈なスピードで飛び込んでいく」のような考え方は
そういった点で役に立つだろう。

そうすると、「明日死ぬが分かっててもやるのが養生」という、
最後まで生きる活力になり得る。

生きる活力になる解釈を幾つも持つコトは良いコトだ。


・と思っていたら、驚くべきコトに、この本では、

「自分の死のタイミングを見極める精神性」について(少しだけ)書かれている。

『死というものは、なしくずしに人に訪れるものではなく、
死が訪れたその最後のときの何時かの瞬間を、ヒトは決断し、選びとるのです。
だから生きているあいだに、あなたが死ぬときのための決断力をやしなっておきなさい』

この考え方を知るだけでも死に対するイメージは大きく変わるだろう。

死は自分のタイミングで選び取れるのだ!


・この本で紹介されている死生観は、帯津先生の実感から来る考えなので、
 人それぞれ、もっとシックリ来るものがあれば
 それを取り入れると良いだろう。


・解釈というコトに関していえば、死ぬコトに限らず、手段としての健康を目的化して、
~しなくてはならない、と考えるのではなく、

例えば、酒を飲む時は後悔や先への恐れではなく、
吞むコトになった縁に喜び、場所や人や食べ物に感謝しながら、
美味しく頂く。逆に言えば、それが感じられない時は吞まない。

というように、嗜好品を日常生活に取り入れる解釈も効果的だろう。

・その他、
「今、がんは末期でもほぼ完全に痛みを抑えることができます」
「内臓は体内の生命場に浮かんでいる」
「全体というのは部分の総和以上のものである。それゆえに、全体が重要なのである」
「病院の「場のエネルギー」は、そこで働くものの志と覚悟で決まる」
といったことが印象に残った。


・最後の2つに関して少し言及すると
「全体が重要」というコトは、現在の私の興味で言えば、発声にも当てはまる。
パーツだけを意識すると、途端に発声のハタラキが悪くなるケースが多い。
全体性というのは、善し悪しでは無く、それがヒトの体の特徴だ、というコトなのだろう。

・「場のエネルギー」については病院に限らず、全て当てはまるだろう。
志も覚悟も無い人達が集う場所はなあなあになって淀む。


以下、本からの抜粋
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●「死を楽しみに生きる」

・ホリスティック医療の究極の目標は「生と死の統合」。死後の世界を生きるということ
・攻めの養生の目的
 生が与えられている間は生命を大事にし、いざ死を迎えたら上手にぽっくりいき、死後の世界に猛烈なスピードで飛び込んでいく


●帯津式「達者でポックリ」のための12か条」
1.出来るだけ歩く
2.気功(功法)を身につける
 ex)気功、ヨガ、太極拳、座禅、呼吸法
3.旬のもの、地場のものを食べる
4.好きなものを少し食べる
・喜びとともに食べることが最大のクスリ。
・腹八分目を心がける
5.酒をたしなむ
・堂々とおいしくときめきながら
6.早寝早起き
7.いつも希望とときめきを
・何でもいいからときめく
8.生きるかなしみ(旅情)をかみしめる
・虚空から生まれ、旅をし続け、虚空に再び帰るために地球で生まれた、という著者の死生観から来る考え
9.この世は品性を磨くための道場と心得る
・エネルギーを高め、虚空へ帰るための人生修行として、人は地球に生まれた、という著者の修行観
10.折にふれ死を想う
11.わが弱点をサプリメントで補う
12.いい場に身を置く


●自分で出来る「場」の高め方
「攻めの養生」
a.食の養生
b.気の養生
・調身(姿勢)、調息(呼吸)、調心(心)
c.心の養生
・心のエネルギーを高めることによって、生命場に作用し、生命力を高めること
・心は生命場の現れ。積極的に立ち向かおうという心構えがエネルギーを高め、ポックリを実現

※「明日死ぬとわかっていてもするのが養生」五木寛之『養生の実技』

・からだだけでなく、その奥にある生命に焦点を当てて、日々エネルギーを高めていく。その過程ではからだは傷ついていてもかまわない。

●生命場とは
・からだは臓器の集合体ではない。
・中国医学では、「生命場」の中に大脳や心臓、肝臓などの臓器が浮かんでいるととらえる。
・臓器の機能も、臓器を支えている「空間」(場)の状態に大きく影響されるため、体内の生命場の秩序を整え、バランスを保つことが一番大切とされる。
・生命場とは、からだの中にだけ存在するのではない。生命場は、周囲にも繋がっているし、地球や宇宙全体にまで広く繋がっている。
・生命場を整えるということは、「虚空」の秩序と一致させるといコトにほかならない。
・生命場を高めるということは、大自然の流れに沿う生き方
・養生で生命場を高め続ける生き方をすれば、虚空の永遠の命と一体化することになる。それこそが生きている最大の目的。

・生命場を乱す原因:端的に言うと、30%は食事。70%は心の問題。
・いい場に身を置くコトの重要性
病院の「場のエネルギー」は、そこで働くものの志と覚悟で決まる


●死後の世界を考える
・不安というのは、突き詰めれば自分の居場所がなくなることによるもの
・死の不安は、この世に自分の居場所がなくなること
・だとしたら死後の世界を信じ、さらに死後の世界に希望をもてば楽しみにさえなってきます。
・自分の死を折に触れ考えている人が来ると、死に直面している人は死への恐怖が和らぐ

●虚空
・仏教用語
・ワタシの生命の源は「虚空」にあり、わたしの魂はずっと旅を続けてきたわけです。
生命のエネルギーはだんだん消耗してきます。そのままではいずれ尽き果て、虚空へ帰ることが出来なくなる。
そこで地球という、いわば道場のような場を与えられ、すべての魂はここで数十年のときをすごし、生命エネルギーを自ら上げる試練を与えられる

・死は終わりではなく旅立ち。だから人は誰もが「旅情」を抱いて生きている


●死後が楽しみになる考え方
・病気にかかっていてもエネルギーを高め続けるコトは可能。エネルギーだから、からだは傷ついていても構わない。
・生命エネルギーを高めるためには、なんといっても自分の中で気分を高揚させていくことが必要
・あれこれ好き勝手に想像していれば死後の世界に旅立つことが大いに楽しみになる
・それぞれの死生観に応じて死後を楽しみに想像すればいいわけです


●勢いをつけて1週間であちらの世界に突入する
・なぜ1週間かというと、1ヶ月ではちょっと長すぎて息切れするから


●達者でポックリいくための2つの大事な要素
1.常日頃から心構えを持ち、自分の死のタイミングを見極める精神性を持つ
2.日頃からの養生

『死というものは、なしくずしに人に訪れるものではなく、死が訪れたその最後のときの何時かの瞬間を、ヒトは決断し、選びとるのです。だから生きているあいだに、あなたが死ぬときのための決断力をやしなっておきなさい』
「メメント・モリ」藤原新也


●ポックリいくための「死に方」
・心筋梗塞、心臓麻痺など「一気呵成」にいけるものが望ましい
・脳卒中や脳梗塞など脳血管系の病気もポックリはいけるけれど、後遺症が残る可能性も高い
・がんもいいと思います。やり残したことをして、ある日突然、急性の変化が来て死ぬという場合が結構ある。今、がんは末期でもほぼ完全に痛みを抑えることができます。ただ、がんの場合は治療法を考える必要がある。
・普段から折に触れ考えておかないと、本当に死を迎えたときに上手にポックリいけないのです。


●幕内秀夫 食生活改善の10か条(大切な順)
1.ご飯をきちんと食べる
2.発酵食品を常に食べる
3.パンの常食はやめる
4.液体でカロリーをとらない
5.未精製のご飯を食べる
6.副食は季節の野菜を中心に
7.動物性食品は魚介類を中心に
8.砂糖、油脂のとりすぎに注意を
9.できる限り、安全な食品を選ぶ
10.食事はゆっくりと、よく噛んで
『粗食のすすめ』


●酒を「百薬の長」にする飲み方
・飲むなら堂々と美味しく。ときめいて飲む

●心の養生
・かなしさ、さびしさを受け入れる
・かなしさ、さびしさといところから出発していれば、人間いつまでもそんな状態にいられないから、放っておいても明るく前向きになる。明るく前向きになるとまた心は循環してかなしみに戻る。
・予感と直観を大いに働かせて生きる

●気の養生
・一つか二つの、自分に合う功法を続けてみる
・呼吸法で気の巡りを良くする

●代替療法(西洋医学伊の治療法)
・絶対に「寝たきり」「要介護」「認知症」にならないとは言わないが、積極的に取り入れているヒトは高齢になっても生き生きとしているヒトが多いと実感

主な代替え療法
1.伝統医学(アーユルヴェーダ、中医学)
2.独自の思想に基づくもの(ホメオパシー、シュタイナー)
3.手技療法(オステオパシー、カイロ、指圧、鍼灸マッサージ)
4.心身相関療法(バイオフィードバック、アロマテラピー、音楽療法、自律訓練法、瞑想、イメージ療法)
5.エネルギー療法(気功、スピリチュアル・ヒーリング)
6.食事、栄養療法(ゲルソン療法、マクロビ、サプリ、断食)
7.薬物療法(丸山ワクチン、蓮見ワクチン、7141)
8.免疫療法(樹状細胞免疫療法、養子免疫療法)


●達者でぽっくり。をさまたげる健康常識
・タバコにして、酒についても「好きなものを少しだけ」嗜むのが一番よい。神経質にビクビク暮らすと生命場を低下させる

●ホリスティックな生き方
・ヒトはカラダ、心や環境(自然環境、人間関係などの社会環境)との関係性の中で存在する有機的な統合体。
・病気とはその関係性のバランスが崩れ、ゆがみが生じている状態
・「全体というのは部分の総和以上のものである。それゆえに、全体が重要なのである」『ホーリズムと深化』J.C.スマッツ

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