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自己啓発のようなタイトルの武術イベントに少しだけ参加してきた

参加してきた;
TSUDOI 2013 in 八王子
『今を生きる人の集いオール・スターズ〜大人から子どもまでが身体と頭を動かし楽しめる武術、武道の祭典』
http://imawoikiruhito.net/

ネーミングから見ると自己啓発セミナーのようだがw、
主催が韓氏意拳の光岡先生なので、
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武術色の強い、そしてやたらと広いジャンルの講師が集まる合宿イベント。
今日が初日。

本当は3日参加したかったが、明日から栃木2daysなので最初の一コマ(しかも番外編)だけ参加。
しかし、参加して良かった。やはり凄い人達が集まる場所に行くと、必ず面白い経験が出来る。
たとえ進行は緩くてもw

まずは、精神科医の名越康文氏の身体を起こすために(?)、
古武術家の甲野先生が本物の日本刀でギリギリのところを切るパフォーマンス。
甲野先生はこれを良くやるが、見てる側も目が覚めるw。
そして甲野先生の相変わらずの安定感のある、しかし羽のような人間離れした軽い動きは流石。


その後、しばらくは光岡先生、甲野先生や他の武術講師の間による、
武器を持った組み手デモンストレーション(?)。
武器の特性によって、動きや構え、間合いが変わる面白さ。

凄い人を直で見ると、色々身体にインプットされ、
比較的その動きや状態を再現しやすくなる。
勿論、お手本の先生達のレベルには足元には及ばないが、
身体が動きや状態の原則を漠然と理解する、というか。


次に野外に出て、前述のデモの続き。「人間っぽくない」斜面での攻防。
斜面の上側にいる人の方が圧倒的に不利なことを、色々なデモのパターンで知る。

ケンカでも斜面の上側にいる人の方が圧倒的に不利なんだそうだ。
何でだろう?と思って実際に自分でも斜面に立って先生と相対したら良く分かった。
攻撃するとなると、攻撃した後のバランスを取る作業が必要になるので、
攻撃のバリエーションが圧倒的に少なくなる。

その後、合戦ワークをやる。
2グループに分かれ、実際に武器を持ち、お互いの大将を取りに行く、というワーク(遊び?)。
これもやってみると良く分かる事が沢山。
武器の長さ・種類、地形の利、対面する人数など、様々な要素が絡む

そして武器を持つと、展開が異様に早い。動脈を切られたら一発で死ねそう。

私は武器の素人なので、攻撃を手や腕でつい受け止めたり持ってしまうクセが出てしまうが、
本物の武器だとそれは致命傷に繋がる。

そして意外と早くこういう斜面での武器の攻防に対応し、楽しんでいる自分がいて驚いた。

多分、意拳をやる前だったらこんなに早く対応する事は難しかっただろう。
意拳の、「状態」を維持しながら、自分の手足の動ける有効範囲を知るワークを続けてきたから、
武器や斜面といった外部の条件が変わっても、自分の身体に自然と意識がいくようになる。

こう書くと自慢みたいな感じに聞こえるかもしれないが、
やっている側の実感としては、勝手に身体が動くので、
人の体は面白いなあ、という感覚。

「勝手に身体が動く」。ここに意拳の面白さと難しさはそこにある。

 韓氏意拳
 http://www.hsyq-j.com/

野外での最後のワークはロシアの武術「システマ」ワーク。

 参考ブログ
 『システマを知らない人にシステマを紹介するための動画』
 http://d.hatena.ne.jp/machida77/20130605/p1

2グループがお互いに向き合った状態で、目をつぶりながら、
コブシを前に突き出して真っ直ぐ歩くなど、過激なワークが行われたが、
「呼吸を止めないで」という指示が、繰り返し繰り返し繰り返し出されたのが興味深かったし、
実際に効果あり

単純に、人と軽く接触するだけでも、呼吸への意識はすぐに失われるので、
接触行為の極地の一つ「拳で殴る」という状況の時の身体への意識は言わずもがな。
だがそれも、ワークを繰り返して行くと慣れていき、呼吸に目が向く面白さ。

人と相対した時にブレスコントロールが大事なのは、発声も同じだ。
その点、システマのワークは対面時に平常を保つためのワークとして非常に有効かもしれない。

が、人が面白くて難しいのは、
家族関係のような、深く長い人間関係の場合、そう簡単に平静を保ち続ける事が難しいことだ。

私自身、舞台やレクチャーなどでは、ほとんど緊張・動揺はしないが、
家族関係のような親密な人間関係では、相変わらず平静を失うことはしょっちゅうだ。

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前述のデモに話を戻すと、光岡先生が相手を直視してない時がある事に気付き、質問してみた。
眼に騙されないために、自然とそうなる。という答えが返ってきた。
うーん・・・・

確かに、私が柔道をやっていた時代、相手を直視するよりも、体全体で感じ、動いていたことを思い出した。
が、接触の多い柔道ならそれは分かるが、より距離がある武器での攻防がそれが出来るのかあ

光岡先生の言う事は、ご自身の経験から得た感覚に基づく言葉なので、
その感覚が無いと安易に同意が出来ない。

「そうですか・・・」か、言葉を失って沈黙するしか無い事が多い。
昔はそれに戸惑ったが、最近は新しい問いが出来たようで楽しいw

独立系数学者の森田君の「数学では良い問いが求められる」といったような主旨の発言を思い出す。


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講座後、甲野先生が名越氏にやった寸での所で刀の軌道を変える、
というのを私にもやって頂く。
前から後ろから、そして横から。
何度か見たのと、自分でも武器を使ったワークをやったためだろうか、
はたまた、甲野先生の動きに対する絶対的な信頼感のためか、意外に怖くは無かった。

が、横からの方の動きには風を感じ、流石に逆毛立った。

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直に会うことのもう一つのメリットは、
本などのテキスト情報、写真や、最近だと動画などの情報で知っているつもりのヒトでも、
実際に会うと全然イメージが違うという事を知る、という事だ。

そして、雲の上のような存在だと思っていた人が同じ人間なんだなと感じる事が多い。


どんどん人や、人が集まるに行かなきゃなあ、とつくづく実感したイベントでした。

と同時に、数学者のように、一人で抽象思考の果てに行くような行為にも、相変わらず心惹かれる。数年以内には数学にもチャレンジしたい

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武術という、コミュニケーションの極北の一つ、
というイベントに参加したためか、
ふと、こんな事を思った。

濃い人達をより多く巻き込める人ほど大きなことをやってる

そしてもっともらしいコトを言ってても活動の幅が狭い人は、潜在的に人への怖さがある気がする

これは、何より自分自身が人に潜在的な恐怖があり、
それを課題としてかんじているから、人のそういった要素が気になるんだろうな。


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最後に甲野先生のメルマガで目をひいた一文を引用
全く同感

『中学校で武道を教えるより、もっと幼い時期に基本的な人間の生活技術、労働技術を、その道のスペシャリストから学ぶような機会を作らないと、この先、本当に「道具を使う霊長類」としての人間は益々退化してしまうだろう。』
http://pret.yakan-hiko.com/2012/09/03/%E4%BA%BA%E9%96%93%E3%81%AF%E3%80%8C%E9%81%93%E5%85%B7%E3%82%92%E4%BD%BF%E3%81%86%E9%9C%8A%E9%95%B7%E9%A1%9E%E3%80%8D/


光岡先生の演舞

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さて、今週はライブ1本とワークショップ2本

ワークショップは定員制なので予約はお早めに

○10/26(土)投げ銭!チャーリー・ウィリアムス@カフェ・ラバンデリア
http://cafelavanderia.blogspot.jp/2013/10/10261800.html

○10/27(日) 月1企画 『確実にレベルアップ出来る!口琴ワークショップ』@下町ブックカフェ
http://william.air-nifty.com/blog/2013/08/post-c222.html

○10/28(月)地声を小さく、倍音を大きく ホーメイワークショップ@西荻窪のカレーの旨い店
http://william.air-nifty.com/blog/2013/08/1-2981.html

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