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久々の韓氏意拳個人レッスン記

久々の韓氏意拳個人レッスン記

・駒井先生から個人レッスン受けた
・以下、私のメモ。文責はすべて私にあります。

〇語られない前提を分析する

・韓氏意拳は中国武術だ。だから、中国文化の中で当たり前のコト、韓氏意拳を生み出した人々で共有されている体験や、体験から得られた知見は、自明のコトとして、語られるコトは少ない。
・しかし、それはその武術の基本を支える土台だったりするので、その部分を知らないと、理解していないと、欠落になってしまう。
・だからか、たまたまか、日本人の先生は、その欠落部分に気づき、埋める作業をしてくれる。
・今回の駒井先生のレッスンも、欠落部分を埋めるための内容が大半を占めた。

・今回教えて頂いたメインのワーク「5つのポイント 5点式」は駒井先生のオリジナルのワークだ。
・確かにこのワークを知ると知らないとでは、韓氏意拳の練習に大きな影響が出る。

・やったコトは以下の通り。カラダの5つのポイントをチェックしていく
1. 頭と足裏を繋げる。誰かに頭頂から押されても姿勢が変動しないぐらいに
2. 後頭部と仙骨と足裏を繋げる。L字の定規を背後から合わせるようなイメージ。
 チェックする方法として、二人一組で行うワーク。後ろに倒れるのを支えてもらう。身体が繋がってないと、受ける側が感じる重さが全然違う。これは、後述する4,5、6のワークと合わせて行うコトも出来る(この時の身体の重さといったら!)
3. 肘が真下を向いているかを確認する
上記2のラインと平行になっているか。
これによって、肘と腰の間に空間的な厚みが出る。
チェックする方法として、独特のプランク姿勢(コブシを使った腕立てに似た姿勢を取る)。ある特定の構造にはまると、負担が非常に少ない!
逆に、構造にはまってもこの姿勢を取り続けられる(60秒ぐらい)最低限の体力が無ければ、武術としての効果は薄い。
毎日やって3か月後の目標は3~5分。
4. 椅子に座りに行くように腰を落とす。
ポイント1:お尻の角度。反るのではなく、真っ直ぐ下。もしくはちょっと骨盤を倒す。
ポイント2:上記3の肘と連動させる感じ。
チェックワーク:農夫歩 ペアでも一人でも出来る。1人でやる場合は柱を使う。ペアで行う場合は、相手と手の中指小指で引っ張り合う。とりあえずの目標20秒。
ただし、膝の負担が大きいので、耐えきれない場合は立ち上がるのではなく、座る。
5. 膝の位置。上記の農夫歩のとき、膝が足首の前に出ない。後ろ重心が不安定な感じがあるが、上記1の上下の繋がりがあれば、意外なほど安定する。これによって、膝と腰との間に空間的な厚みが出る。薄い本は倒れるが、厚い本は倒れにくい。
重心を前にかける場合は、この姿勢のまま、画像編集ソフトで画像を回転させる感じで。

・これらのワークでわかることは、構造を保てることは、力が出ている、というコト。
・ただし、後述する武術に必要不可欠な「警戒心」と、このワークは関係が無い。いや、警戒心から、自然とこのような構造が生じる、という点では関係がある。

・アドバンスワークとしては、構造の圧縮(テンション)の力で、ジャンプするような腕立て、つま先ジャンプ。

〇カラダの声を聴くにも、具体的でなければならない。

上記の5点式は、
身体の声を聴いて、チェックし、修正する上で、
良いツールとなる。

こういったツールが無いと、
身体の声の何を聞けばよいのかわからず、
たいがい「苦痛」という信号でしか感じられず、
練習を止める、というコトしか出来ない。

身体の声を聴くには、身体の声を翻訳するツールが必要なのだ。

駒井先生は、そのツール的側面を「ボディマップ、ボディコンパス」と表現していた。

「私たちは見ているようで、全然身体をみていない」

「2Dを見ながら3Dをコントロールする」

〇武術としての大前提  失いやすいモノ

・(運動)状態には、警戒心、危機感によって、勝手に状態に進入する。

・畏敬の念の、畏も敬も必要。敬うコトに対して、畏れは忘れやすい。武術としては、実は畏れが「状態」に入るキー。
・畏れとは、思考、感情、計画状態ではない。
・自主練習の時に、警戒心、畏敬の念が無いと、意味がない。本番では使えない。

・畏れ以前に、生き残る強い意志、立ち向かう意思がある。

〇武術も音楽も本番が一番重要
・畏敬の念、警戒心、状態が重要、というコトは
実際に実践を詰めばわかる。逆に、それが無ければ単なる概念。
・昔の武術家は、体験的に知っていたので、わざわざ説明する必要が無かった。


〇自然のテンション(ジャン・リー)
・これが無いと、身体が重く感じる。
・テンションには深さがある。状況にそぐわない深すぎるテンションは、リリースする必要がある。
・テンションは動きやすさに繋がる。

〇お尻歩きワーク
・上記の5点式を理解できる別のワーク。一見単なるお尻歩きだが、身体の繋がりが良く分かる。足を上げると、身体が連動して、勝手に前に進むのだ。

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